悩み事に見せかけたただの総集編
僕は人と話すのが苦手で、それはなぜかというと結局のところ何を話していいのかが分からないからだ。話題が思い浮かばないと言っていい。
ただ僕は、日々あったことや思ったことを日記に書いている。そこから、会話の種が見つかるかもしれない。ちょっと探してみよう。
まず、一番困る会話は「休みの日なにしてる?」という類のものだ。大体何もしていない。寝るかテレビとか見てるかくらいしかしていない。
たまにアドベンチャーワールドに行ったりもするけど、行ったのは一回だけだ。これでは話題が広がらない。また行きたいな。
よく考えると、そもそも休みの日ごとにしていることなんて違う。その日その時その瞬間でしていることは違うし、同じことをしている瞬間は二度と訪れない。そして、全く同じことをしている人もいない。
それを一括りに聞いてくる方が失礼なんじゃないのか。もっとピンポイントで聞くほうが答えやすいに決まってるんだ。
まあでも極稀に定期的にやっていることもある。掃除なんかはその典型で、したくないけどしなきゃいけないので休みの日にやっている。
昔はかなりの気力を必要としていたけど、今はスイッチひとつでロボット掃除機がやってくれるからかなりの革命が起こった。
最近はそんな休日も、あまり名残惜しくはない。いや、名残惜しいけどちゃんと割り切れるようになった。
そんな成長は社会人としては当たり前のものだけど、非常に寂しく思うときもある。
他に話すことといえば、まあ自分にあったエピソードトークとかかな。ちょっと不思議な話とかは興味を引けるかもしれない。
ただ、あまりにも弱いエピソードだと、相手もどんなリアクションをすればいいのか困らせてしまうかもしれない。
あと、赤月月に送ったお便りから引用するのもいいのかもしれない。
ただ結構前に書いたものだと、どういう意図で書いたのか、間違いとはなんだったのかが分からなくてちゃんと伝わらないかもしれない。
日常で抱えるちょっとした困りごとの相談とかもいいのかもしれない。解決策を教えてもらえたり、同じ困りごとを共有できるかもしれない。
余っているけどなかなか捨てられないケーブルを使ったレシピなんかを教えてもらえるかもしれない。
あと自分の嫌いなものの話なんてのも意外と花が咲くかも。これのこういうところが嫌いという感覚は、分かりあえたら嬉しい。
嫌いな食べ物をちゃんと定量化して、どれだけ嫌いかを分かりやすくできれば、それについての話がスムーズに進むだろう。
他には、ちょっとした気になることを調べて教えるというのもありかな。ちょっと気になる、あるいは言われてみれば気になるようなことを実際に調べるというのは聞いてみたくなるかもしれない。
例えば、県庁前というバス停は果たしてすべての県庁の前にあるのか、とか。
ストレートに自分が好きなものについて話すのもいいかもしれない。ただ、それのどんなところが良くてどういうところが好きなのかってのをちゃんと言語化できないと難しい。
あと、そもそもそれそのものをちゃんと相手に理解してもらえないと話にならなさそう。
あとはやっぱりスマホについての話なんかは盛り上がるんだろう。ほとんど誰もが持っているものだし。こんなアプリを使ってるみたいな話は誰もが共有できる。
自分でもなぜ使い続けているのか分からない、そもそも今インストールできるのかも分からないアプリについての話は少し危険ではあるけど。
自分が小さい頃の思い出話なんてのもいいかもしれない。どんな少年時代を過ごしていたかというのは人それぞれ違ったり同じだったりするから面白い。
その頃の行動をリフレインしてみるのもいいかもしれない。
話としては悪くない気もするけど、総じてこれをいきなり話してきたらよく分からない奴だと思われそう。
来年は、文脈を読んで話を放り込むことを意識してやっていきたいですね。