雲丹とプリンと醤油

先月北海道に行ったとき、ウニを食べた。

非常に濃厚でクリーミーで旨味に溢れている、そんな感じがした。ただ、なんというか大枚をはたいてまで食べたくなるような感じではなかった。僕には合わない感じ。これはウニ側には全く責任はなく、ひとえに僕が馬鹿舌なのが悪い。

初めてウニ食べるときはせっかくなら北海道のいいやつを食べようと思っていたつもりだったんだけど、一口食べたときに「どこかで食べたことがあるな」と思った。ウニ初体験はどこかで済ましていたらしい。そして、そのときも「あんま僕には合わないな」と思った記憶が蘇ってきた。

それとは全く別件で、この間寿司を食べに行った。その寿司屋で、たまたまウニ醤油が出てきた。これは美味しかった。ウニの旨味と甘味がきれいに醤油に溶け出していて、寿司と非常に合っていた。

そんなことを今日、カップヌードル(シーフード)を食べているときにふと思い出した。そして、そこから、ある疑問にぶち当たった。

 

プリンに醤油をかけるとウニの味になる、というよく知られた裏技がある。実際はそんなことないという噂もある。

そして、ウニ醤油はウニと醤油を合わせたものである。つまり、プリンにかける醤油の量を増やせば、それはウニ醤油になるのではないか。

いやもっと言えば、同じくかけている醤油を抜いていった場合、プリン=ウニが成り立つのではないか。

 

流石にそれはない。プリンはウニではない。ただ、プリンに醤油を加えていった場合、どこかしらでウニになり、更にそこから加えていくとどこかしらでウニ醤油になる、可能性がある。

それはなくはないが、比較対象としてウニとウニ醤油を買うのは高いし、そもそもプリンに醤油をかけるのに抵抗があるので、やらない。