暑い暑いって言いながらサウナに行くのってアホじゃない?

は?アホじゃないが?

 

というわけで、昨日サウナに行った。3連休が終わるというあまりにも惨たらしい事実を受け止めるには、サウナに行くしかなかった。

昨日といえばまさに災害級の暑さと言われた高温の真っ只中で、外を歩けばセルフサウナができるような暑さだった。こんなに暑いんだから、わざわざサウナになんて行かなくてもいいのではないか。

 

そんなことはない。

 

夏とサウナは本質的に違う。夏は暑くてサウナは熱い。漢字からして違う。それは置いといても、あつさの質が全然違う。

夏の暑さは、その気温の高さに加えて湿度の高さが大きなファクターになっている。高温高湿度、これが不快感の大きな要因だ。

一方のサウナは、温度こそ90℃以上あるが、湿度が低い。カラッとした熱さだ。ここに不快感は無い。ジワジワと滾ってくるような熱さが、そこにはある。

 

そして、サウナの隣には大抵水風呂が併設されている。これが大きい。熱さがピークに達したら、水風呂に入って体を冷やすことができる。この加熱と冷却がサウナの醍醐味だ。

夏の暑さでもできないことはない。灼熱の炎天下を練り歩いたあとに、冷房の聞いた部屋に入る。これも一種の温冷浴と言えなくもない。ただ、これは生命維持に必要な感じがする。何より、加熱の方に気持ちよさがない。

 

ただ、そんな夏の暑さでさえ心地よくしてくれる存在がある。それがそう、サウナだ。サウナと水風呂のあとの外気浴では、真夏の暑さでさえ涼しく感じる。夏とサウナは敵対すべきじゃない、手を取り合って協力していくものなのだ。

昨日も外気浴をしながら、「普通にしていたらあんなに暑いのに、サウナの後だと心地いいなあ」と感じていた。

寝そべっていたら、足先の方から徐々に日向になってきて、地球は回っているんだなあと実感できた。そのうち、足の方から熱くなってきたので慌てて外気浴をやめた。やっぱり夏はダメ。