団扇アンリミテッド

暑い。

「もうこれより暑くならんだろ」と思った翌日に、簡単にその暑さを超えてくる。「流石にこれがMAX」だと思った次の日に、最高気温を塗り替えてくる。最悪だ。

日中はエアコンの効いた室内にいられることに感謝したい。もちろん朝晩の通勤時は暑いんだけど、一番気温が高くなる時間帯を避けられているだけマシだ。

 

しかし、屋内にいたとしても暑いときはある。職場には僕一人だけではないので、家にいるときみたいにガンガンにエアコンを稼働できるわけではない。

設定温度を下回ったときとか、ちょっと外に出て帰ってきたときとか、エアコンの効きが悪いなと思うときはよくある。あっついな〜とおもうとき。

そういうとき、僕は団扇を使う。この前香川に行ったときに買ったやつで、ちゃんと竹でできている。

団扇はいい。心地よい風が来る。なんというか、自然な風。頭上からエアコンの風という完全に人工のものが吹いているけど。エアコンで冷やされた空気を風にして、団扇で送り込むというのは中々に冷却効果がある。気がする。

 

しかし、団扇には明確な欠点がある。止め時が見当たらないのだ。いや、止めることはできる。扇ぐのをやめればいいだけだ。ただ、やめると暑い。団扇の風が来ているのが当たり前だったので、それが止まるとより暑く感じるのだ。

だから、永遠に扇ぎ続けるしかない。少なくとも体が完全に冷えるまで、アンリミテッドで扇ぎ続けるしかない。

まあ実際はいつまでも片手が塞がったままでいられないので、頃合いを見て止めるんですけどね。