扇風機影絵

夜寝るときはエアコンを除湿にして、扇風機を回している。

サーキュレーターを買ったことでお役御免になるかと思われた扇風機だけど、あの優しくて広範囲に広がる風を出せるのはやっぱり扇風機しかいない。寝室を主戦場として、今日も回っている。

大体「弱」運転で、タイマーを2時間にセットしている。一晩中つけておいてもいいのかもしれないけど、扇風機に一晩当たっていると死ぬという迷信を0.1%だけ信じている。だから、2時間で切れるようにしている。

 

そんな扇風機について。僕の家にある扇風機は、光る。

光るといっても七色に輝くゲーミング扇風機というわけではなく、風量とタイマーが光る。中にしていたら中のところが光るし、タイマーを1時間にセットしたら1のところが光る。緑色に光る。

そして、この扇風機は寝室に置いてある。寝るときは大抵部屋を暗くするので、この光が若干目立つ。とはいっても普段はあまり気にならない。気になるのは眠れない夜だけだ。

そんな夜は光自体も気になってしまうが、それ以上に映し出される影が気になる。光は台座の部分にあるので、ちょうど天井に扇風機の影が映し出される。

そうなると、なんとなく影絵をしたくなってしまうものだ。影絵といってもキツネくらいしか知らないけど、そのキツネを作ってみたり、あとは手のひらを開いたり閉じたりしてみたり、そんな風に遊んでしまう。

あまり楽しくはない。有意義でもない。さっさと寝てしまえばいいんだけど、中々寝付けない夜に、なんとなくやってしまう。

 

最後はキツネの影絵でお別れしようかと思ったけど、上手く撮れなかったのでやめました。