回らない寿司

GWの最終日は毎年、寿司を食べることにしている。

好きなときに寝て好きなときに起き、行きたいところに行って食べたいものを食べる、そんな優雅で文化的な生活が終わるというあまりにも残酷で無慈悲な現実を受け止めるには、寿司を食べたという事実を作るしかない。

 

寿司といっても別にちゃんとした店に行くわけではない。至って普通の回転寿司屋だ。回転寿司屋がちゃんとしてないというわけではないんだけど。今回ははま寿司に行った。

GW最終日だから混んでるかなと思ったけど、警報が出るレベルの大雨だったし、ちょっと遅めに行ったので空いていた。

そこのはま寿司は少し前に改装されて、寿司が回らなくなった。上で回転寿司屋に行ったと書いたけど、嘘をついたことになる。

じゃあこのはま寿司は何なのか。「回らない寿司屋」と呼んでいいのか。なんか違うような気もする。「今日は回らない寿司屋に連れてってやろう」って誰かに言われて、はま寿司に連れてこられたらちょっとがっかりすると思う。いや、はま寿司は悪くないんだけど。

「回らない回転寿司屋」とでも呼べばいいのか。これだとたった一行で矛盾してしまう。「痛くない腹痛」みたいなもんだ。

 

そんなことを考えながら寿司を食べていたんだけど、とろびんちょうレアステーキが旨過ぎてどうでも良くなった。なにこれメチャクチャ旨い。塩と胡椒とニンニクが効いててハチャメチャ旨い。すごい。