シームレスに平日移行するな

夢のような10連休が終わり、平日が帰ってきた。来なくていいのに。驚くほど普通に普通の月曜日になった。

もっと劇的であってほしかった。壮大な音楽で、衝撃的な場面転換で、太色斜線文字で来てほしかった。ディスクがキュルキュル鳴って、「お、ムービーくるな」とハラハラするような入りであって欲しかった。こんなシームレスな移行は嫌だ。地続きであってほしくなかった。

 

そして何より、この状況を受け入れてしまっている自分が嫌だ。もちろん、連休が終わるのは嫌だしもっと休んでいたい。毎週7連休ほしい。だが、まあしゃーないかと受け入れてしまっている自分がいる。休みモードから仕事モードに切り替わっている自分がいる。

そんな現実に即した生き方になってしまっているのがなんか嫌だ。もっと抗っていたい。まだ休みに未練タラタラで仕事行きたくないと駄々をこねる5歳児のようでありたい。休みたいなと思ってるだけじゃ足りない。どう休むか、どうサボるかに全神経を張り巡らしていた、あのギラギラした自分はもういない。それがなんか嫌だし悲しい。