本当に一番出会いたくない怪異は何か

 

今朝のゆに様のツイートである。僕は朝なんとなく死に続けるマンが嫌だなと思ったけど果たして本当にそうなのか。本当に遭遇したくないのについて考えてみる。対象は単行本1,2巻に出てくるものにします。

 

①浮浪者(懺悔室)

酷いことをされて死に追いやられた相手の人生絶頂のときにやってきて迎えに来る奴。公平公正なところがあるので一度だけその場限りでのチャンスをくれるのはまだ優しいところがあるかもしれない。まあポップコーン放り投げて3回キャッチは多分無理な気がするけど。

でもこいつは相手に死ぬほどの酷いことをして恨みを持たれない限りは出会わないだろうし、健全に生きていればまず出会うことはない。そして万が一出会ったとしても限りなく可能性が低いとはいえチャンスはくれるから一番出会いたくないわけではないな。怖いけど。

 

②妖怪六壁坂(六壁坂)

朝の時点での僕の中でのNo.1。相手の罪悪感、そして社会的な死につけ込んで死に続けて相手に取り憑くって非常に怖くない?しかも娘はほぼ初対面の露伴先生に取り憑こうとしてたしいつどこで出会うかもわからない。

でも作中の描写を見てると少なくとも取り憑かれた当人は幸せそうなんですよね。毎日顔を眺めてるしあろうことか子供まで作ってるし。取り憑かれても本人は幸せなのかなあと思うと一番とは言い切れないかもしれない。怖いけど。

 

③山の神(富豪村)

マナーを守らせてくるやつ。マナーを守らないと大事なものを一つ奪っていく。人とか妖怪とかを超越した神の時点で恐ろしい。多分ヘブンズドアーも効かない(あくまで使ったのは一究に対して)ので。

でもこいつに対してはあくまでもマナーを守れば受け入れられるし、そもそも大富豪になるという誘惑に唆されて富豪村に立ち入ることがなければ出会わない。からまあ一番ではないか。怖いけど。

 

④クロアワビ(密漁海岸)

アワビです。密漁者に張り付いて溺死させるやつ。やられ方が一番想像できて怖い。まあ密漁をしなければセーフだしアワビは見たことあるし出会いたくないってほどではない。怖いけど。

 

⑤兎(望月家のお月見)

中秋の名月にお月見をしないと命を奪っていくウサギ。お月見しなければ死ぬけどお月見さえしておけば長寿が約束されるというご利益をもたらしてくるやつなので出会いたくないかと言われるとちょっと難しい。

でもその風習が先祖代々伝わってたらまだいいけど自分の代から何も知らされずにだったら地獄ですね。多分即座に一家全滅しそう。むしろ望月家はなぜそのことに家族全滅せずに気づけたのか気になりますね。あのウサギとなんかあったんかな。

あー、でも数合わせでバイク乗り殺してるしなあ。望月家と関係ないところで出会ったら一巻の終わりだしなあ、やっぱ出会いたくはないか。怖いし。

 

⑥ロレンチーニャ(月曜日 天気-雨)

電気を食う虫。絶妙にいてもおかしくなさそうなところが奇妙ですね。電気回路に住んでいるんだけど心臓が弱ってる人がいるとその人のもとに集まってきて心臓の電気信号を奪って死に至らしめる…みたいな感じだったはず。

割と怖い、そしてもうこの社会にひっそり住み着いているのかもしれない、更に対処法はない。心臓が弱ってなきゃセーフだけどそんなの分からないしなあ。超常的な怪異じゃなくてすぐそばにいる怪異って感じ。確かに出会いたくはないけどもう殆どの人が知らず知らずのうちに出会っている…ってなっていてもおかしくない。

 

⑧橋本陽馬(ザ・ラン)

筋肉ジャンキーで賃貸ボルダリングマン。自らの筋肉のためだけに行動して筋肉の神の化身になった男。筋トレの邪魔をするやつは元カノだろうと宅配便の配達員だろうとパーソナルトレーナーをつけるやつであろうとトレッドミルを使うやつであろうと消す。

こっわ。こちらから関わろうとしなくてもちょっとでも彼のテリトリーに入ったら多分消される。スーパーでラス1のササミとか買っても消されそう。殺され方があまりにも理不尽な上にランダムエンカウントすぎて。出会いたくねえ〜

 

はい。ということで若干うろ覚えの知識を総動員して洗ってみたけど、賃貸ボルダリングマンの優勝かな。出会った時点でもう結構ヤバそうだし。一番出会いたくないな。