文章の引き算ができない

文章の引き算が苦手だ。よく言えばネタを詰め込みまくれるし悪く言えば冗長な文を書く。赤月月のコーナーでも唯一31文字の伝言だけ書けなかった。

短歌ってある意味引き算の極致じゃないですか。ギリギリまで無駄を省いた洗練さ、そして文字を取り除くことにより生まれる無限の想像みたいなところがあるじゃないですか。どうしても書けなかったんですよね。

 

なんでそんなダラダラと書いてしまうかというと不安なんですよね。これで伝えたいことが伝わっているのか状況説明ができているのかという不安もあるし、もっとネタを盛り込まないと面白くないんじゃないかという不安もある。

思いついたことは出し惜しみしたくないので全部ぶち込みたいという思いもある。思いついてなくてもまだ足りないんじゃないかと思ってギリギリまで粘ってしまう。

 

絶対にキレイにまとまっている文章の方がいいのは分かってはいるんだけど、そんなもの中々書けないじゃないですか。だからせめてボリュームだけはどうにかして確保していきたいという気持ちが無意識に働いているのかもしれない。質より量で勝負するタイプではなかったはずなんだけどな。