買い溜めができない男の末路

食料の買い溜めが、できない。

 

先月今の住処に引っ越しをしてきたのだけど、まあまあ食べるところが少ない上にこのご時勢でもあるのでそれなりの頻度で自炊をしてい

る。

そうなるとよく使うものとか安売りしているものを買い溜めて置いた方が買い物に行く手間も減らせるし経済的にも支出が減って助かる。

 

そんなことは分かっている。頭では分かりきっている。でもできない。なぜならそれは、過去の自分に縛られることになるから。

僕はまあまあ偏屈な人間なので何かに縛られるのが嫌いだ。たとえ自分の中にぼんやりしたプランがないときでさえ何かに縛られたくない。自由でいたい。だから特になんの予定もなくても残業はしたくないしどこかに行くときも予約をしたくない。そして何かに縛られたくないというルールにすら縛られたくないという面倒くさい堂々巡りを繰り返したりするのだがもうここまで来ると自分でもわけ分からなくなってくるので割愛する。

 

閑話休題

とにかく、そういったわけで僕は買い溜めができない。買い溜めをするということはある程度過去の自分に献立を決められていることになるのだ。お前、今の俺が何食いたいかも分かんねえのによく決められんな?という気持ちになる。敵はいつだって過去の自分だ。書いてて思ったけどめんどくせえなこいつ。

 

ということで僕の家にはほとんど食料がない。米と調味料くらいしかストックがない。今冷蔵庫の中には水、麦茶、素麺つゆ、バター、ねぎ、玉ねぎくらいしか入ってない。そんな僕の身に起こった出来事が今日のテーマです。

 

今日の昼下がり、昼寝から起きた僕はオリンピックの野球をだらだらと見てたんですが、腹減ったなあと思い冷蔵庫を漁っていた。が、中身は上記の通りなので当然食うものがない。かと言って時刻は14時、真夏の炎天下に外出はしたくない。この時間にはよほどのことがない限り外出はしたくない。かと言って家に何かがあるわけでもない。しかも日が沈むまで我慢できるような空腹でもない。まさに前門の虎、後門の狼ついでに上から獅子が降ってくるような感じ。そこで僕が取った選択肢とは…!?

 

出前を取りました。選択肢が2択しかないのでガストの宅配を頼みました。高かったです。今度からは最低限のストックは保持していきたいです。