潔癖症のようで潔癖症じゃない少し潔癖症

たまに人から潔癖症だと言われることがあるんだけど、自分ではあんまりその自覚はなかった。部屋の掃除はあんまりしないし、風呂とかトイレの掃除もギリギリまでやらない。ギリギリが何なのかは分からない。人の家よりは部屋の散らかり方は抑えられている方だとは思うけど、それはただ僕が持っている物が少ないだけだ。

そんなわけで僕は潔癖症とは縁遠い人間だと思っていた。思っていたんだけど、どうやらそうでもないらしいと大学くらいから気づき始めた。きっかけは一時期住んでいた寮生活で、多分僕は他人の汚した痕跡がちょっと生理的に無理らしい。一概に全部無理ですというわけではないし、他人との関係性とか痕跡の質、さらにはそのときのテンションとか体調にもよるガバガバな基準ではあるけど、他人よりはその拒否感が強い気がする。そして、その拒否感は他人との関係性が薄い、つまり赤の他人であればあるほどより強く示される。

ちょっといい例がなかなか思い浮かばないんだけど、例えばラーメン屋でのちょっとした吹き残しとか、年季の入った公衆トイレとか、まあそんな感じ。でもこれだとまあまあ嫌悪感感じる人いるだろうしいい例えではない気もする。

そして、一度俺ってそういうの嫌いなんだなと気付いてしまうと、これまで気に留めてなかったものまで気になりだしてしまい、なんか嫌だなというのが増えてしまったような気もする。拒否感が加速している。

 

なんでこんな話をしたかというと、今日銭湯の湯船でメチャクチャタオルを洗っているおっさんを見かけたからです。

テメエだけは絶対に許さねえからな。