選ばれたのは

缶とかペットボトルとかの飲み物をあまり買わない。

まず、僕にとって飲み物とは喉を潤すためというのが第一にある。そして、ジュースだと逆に喉が渇く気がする。コーヒーも苦くて飲めない。

家にいるときは、パックの麦茶と近所のドラッグストアで無料で給水できる水を飲んでいる。

 

これはあくまで家にいるときの話。長期で外出したとき、例えば出張のときなんかは、当然飲み物を買う。

買うといっても、上の理由からジュースやコーヒーは買わないし、水に金を出すことに未だに抵抗があるので、必然的にお茶を買うことになる。そして、麦茶は家だと暴力的な値段で作れるなということが頭に浮かぶので、これも選択肢から外れる。

ここまではいい。ここからが問題だ。ここまで選択肢を絞っても、いや絞ったからこそ迷う。

お茶、種類ありすぎ。綾鷹伊右衛門生茶、おーいお茶、ぱっと浮かぶだけでもこんだけある。これの色違いとかもある。この中から選ぶというのが、なかなか難しい。

はっきり言えばどれでもいい。僕の舌はザコなので、そこまで違いも分からない。いくつか並べられて、味の比較をしたら違いはわかるような気もするけど、そもそも違ったところでどれでもいい。

でも一応迷う。飲み物売場で眺めてみて、今日はこっちの方がいいかなと迷う。あまりにも意味がない行為。さっさと買うのを一つに定めた方が精神衛生上絶対にいい。でも、決め手がない。

そんなことを数ヶ月くらい思っていて、そろそろ流石に決めた方がいいよなとなった。

 

ここで少し話は変わる。外でお茶を買うとき、大体選択肢は上に挙げた4つだ。すべて緑茶。緑茶にはカフェインが入っている。このカフェインが僕にとっては結構天敵で、摂取するとメチャクチャトイレが近くなる。

 

話を元に戻す。

スーパーでその4つのお茶を眺めて、どうすっかなと思いながら、ふと視線をちょっとずらした。

そこに奴がいたんですよ。爽健美茶が。

そういえばこいつを忘れていた。明らかに他のお茶とは違う味。しかもカフェインゼロ。味も美味しい。もうこれしかないじゃん。

というわけで今後、お茶を買う必要があるときには、基本的に爽健美茶を選ぶことにします。

選ばれたのは、爽健美茶でした。