時間対抗30分体感時間レース

30分は30分ではない。30分ではあるかもしれないけど、30分ではない。より正確に言うと、体感時間は必ずしも一致しない。

昔から体感時間は可変式だということはよく言われていて、今ちょっと思い出せないけどそういうことわざもあった気がする。楽しい時間は一瞬で溶けるけど、苦痛な時間は全然進まない、みたいなやつ。

が、今日言いたいのはそうじゃない。やっていることは似ていても、やっている時間が30分で同じでも、体感時間が違う。そんな感覚わかりませんか。

もう少し具体的にします。アナログ時計を思い浮かべてください。数字は3,6,9,12だけ入れておいてください。できましたか?ではその時計で、どの数字から始める30分間が一番短く感じるか思い浮かびますか?

 

僕の場合は9です。9から3への30分間、つまり45分から15分の30分間が一番短く感じます。理屈はよく分かりません。12のところ、つまり00分のところでちょうど15分ずつ2つに分けられるからかもしれない。

その次が12から6への30分間、つまり00分から30分までの30分間です。一番基本となる30分ですね。ただ、20分くらいで『まだ20分かよ〜』という中弛みが来る。これで若干長く感じます。

そして3から9、つまり15分から45分への30分間がその次です。6のところ、つまり30分のところで分けられそうな気もするけど、分けられない。しっかり30分を押し付けてくる。そして、35分と40分で中弛みする。

一番長く感じるのが6から12、つまり30分から00分の30分間。全然ダメ。話にならない。時計の針が重力に引っ張られてますか?ってくらい進まない。40分くらいから5分刻みで中弛みしてる。弛みすぎ。最初のやつと比べると、倍くらい違うような気もする。

 

そんなわけで、同じ30分でも体感時間が全然違うというお話でした。多分、僕が書いてきた中で一番感覚的なやつになってしまった。