中華料理ってなんだろう

中華料理を食べに行く夢を見たので、今日の昼は中華と決めていた。

調べてみたらちょっと行ったところに良さげな町中華があると分かった。ラストオーダーの30分前に行ったらもう閉まっていた。13時過ぎなのに。

しょうがないので王将に向かった。餃子の方。席に座ってメニューを開いたところで、僕は一体何が食べたかったんだろうと考えることになった。

いや、何が食べたかったかは決まっている。中華だ。中華っぽいものが食いたかったのだ。では最も中華らしいもの、KING OF 中華とはなんなのか。

これはかなり難しい。一番美味しいではなく一番有名な、中華を代表する料理とは一体何なのか。万人が納得する答えは絶対に出ない。拉麺でも、炒飯でも、餃子でも、麻婆豆腐でも、回鍋肉でも、青椒肉絲でも、もはやなんでも正解だし不正解なような気がする。むしろ、それらすべてがテーブルの上に所狭しと乗っている図、それこそが中華料理ではないのか。

こういうときは原点に立ち返るのがいい。つまり、僕は夢で何を食べていたのか。しかし、夢の内容なんて起きた瞬間から恐ろしい勢いで忘れていく。ほとんど覚えてない。それこそ、フルコースを食べていたような。

ただ、一つだけぼんやりと覚えているものがあった。それは、せいろ。せいろに入った小籠包を食べていたような気がする。これだ。これが食べたかったんだ。つまり、正解は小籠包。

が、王将には小籠包がなかったので、餃子と炒飯のセットを食べました。美味しかったです。