住めば都

早いもので、引っ越してきてから大体丸一年経った。引っ越してきた当初は電子レンジしかなくて途方に暮れていた僕も、今や冷凍食品を買ってきてチンして食べることができるようになった。

これは電子レンジしかなかった頃。

一年もあれば大分今の環境にも慣れる。嘘。割と一ヶ月位で案外慣れた。今住んでいる街をくまなく探索したわけではないけど、なんとなく雰囲気をつかんで特に問題なく住み慣れることが割と早い段階でできた。

多分僕はわりかし順応するのが早いほうだと思う。順応するというか妥協するのが早いのかもしれない。もちろん、不満が0じゃないかといえばそうじゃない。店が少なめだし夜ちょっと遅くなると飯食うところがほとんどない。電車は少なくて車が必須だ。面倒じゃないとは言えない。

まあでもどこに住んだって大なり小なり不満は出てくる。部屋が狭いとか駅が遠いとか天気が悪いとかユニットバスだとかインターネットが遅いとか。それを受け入れて、諦めて、妥協する。嫌な面は目をつむるか逆に考える。部屋が狭けりゃ掃除が楽だし、駅が遠けりゃ治安がいい。それでもどうしようもなければ何かしらの解決策を講じればいい。

住めば都って言葉を僕は割と正しいと思っていて、悪いところがあってもその分良いところがあるし、しばらく住んでれば結局慣れて居心地が良くなると信じている。もしかしたらこれは僕がとんでもない住環境に、奇跡的にまだ出くわしてないから言えるだけなのかもしれないけど。

何が言いたいのかというと、何が言いたかったんでしょうか。冒頭だけ思いついて走り出せばなんとかなるだろと思って走り出したら、珍しく着地点がありませんでした。とにかく、今の環境は割と気に入っています。

おわり。