12月26日

12月26日ですね。

なんでもないただの1/365日である。今年は日曜日なのでちょっと嬉しいけどそれだけ。いや、それだけ以下かもしれない。

1年366日あるけど一日一日は平等ではないと思う。例えば1月1日、この日は1年の始まりだし元日だし祝日だ。日付界のトップである。スーパーエリート。

そしてそのトップのすぐ下、その日というだけでイベントになるような日付がいる。7月7日の七夕とか10月31日のハロウィン、12月24日と25日のクリスマスや12月31日の大晦日、2月3月の14日であるバレンタインやホワイトデーもそうだろう。4年に1度だけどうるう年の2月29日も特別だ。日付を見ただけでイベントが想起される。日付界のオールスター。

その下に位置するのが日付固定の国民の祝日。例えば11月3日とかですね。祝日はあるだけで嬉しいのでそれだけで記憶に残る。まあ日付界のスタメンと言っても過言ではない。

そして意外と強いのがこれまで出てきた日付の周辺だ。多分よく休みになることで印象に残るんだと思う。12月31日と1月1日の周囲の12月27日〜1月3日は特別感ありませんか?4月29日と5月3,4,5日、つまりGW辺りの1週間近くの日付もまた強い。ベンチ入りメンバーくらいの実力はある。

そして残る有象無象の日付。一年の大半を占める特になにもない日々。一番多くの時間を過ごす日付界の2軍である。ただ、12月26日はこのグループにすら入れないと思う。

昨日までクリスマスだったのが嘘のようにクリスマスのクの字も見当たらなくなる。街はえ?そんなのありましたっけ?みたいな顔をしている。かといって年末年始のお祭り感みたいなものもまだ醸し出してこない。非常に微妙な感じだ。

クリスマスと年末年始の間の空白、それが12月26日なのではないか。こんなに近くに2つも大きなイベントがあるのにそのどちらにもなんとなく属せていない、それが非常に疎外感を露わにしてるし何もない日よりも惨めな感じがする。

でも僕はそんな雰囲気好きですけどね。なんとなくどことも馴染めない感じに親近感を覚えてしまうのかもしれない。俺はお前のこと応援してるぞ、12月26日。多分また昼寝して終わるだろうけど。