コンタクト風呂

いつもは家に帰ったらまずコンタクトを外すんだけど、今日は帰る前に寄る所があった。

一回帰宅してからもう一回出ても良かったんだけど、自分の性格上そうすると中々家から出られなくなることは分かっていたので、電車を降りてから直行した。

用事を済ませ、ついでに夕食も食べて、歩いて帰った。ちょっと距離があったので、朝晩は涼しくなってきているとはいえ若干汗をかいた。

家に着いてから、もうこのまま風呂に入ってしまおうと思って、風呂場へ向かった。シャワーで頭を濡らしたときに、コンタクトを外していないことに気がついた。

 

コンタクトをつけたまま風呂に入ってはいけないことくらい分かっている。なんかこう、なんで良くないのかハッキリは分からないけど、良くないということは知っている。

ただ、外すのがめんどくさい。一回風呂から出て、頭を拭いて、コンタクトを外して、もう一回風呂に入らないといけない。これはめんどくさい。バスタオルももったいない。

良くないなあとは思いつつも、コンタクトをつけたまま風呂に入ることにした。これはもうそういう性格なのでしょうがない。

 

コンタクトつけたままだなと思って風呂場を眺めてみると、確かにいつも以上によく見える。

僕は基本的に朝から晩までコンタクトか眼鏡をつけているので、裸眼で過ごすタイミングは朝食のときと風呂のときくらいしかない。そう考えると、風呂場の景色が鮮明に見えるのは、非常に貴重な光景とも言える。

普段は何も見えないシャンプーの成分表示も読めるし、ボディタオルのほつれも見える。割とあちこちにある汚れもよく見える。見えない方がいいこともある。

先延ばしになんてしなきゃよかった

数日前にLINEでよく分からないグループに招待された。

メンバーを見てみたら、一人だけが知り合いであとは赤の他人だった。何かしらで間違えて追加してしまったんだろうと思って、とりあえず放っといた。

時折トークが流れてきていたけど、全く分からない話だったので、既読だけつけていた。既読はつけたけど読んですらいない。未読が貯まるのがなんか嫌だから処理していた、それくらいの気持ちだった。

 

 

そして今日、何ならついさっきから、そのグループが活発に動き出した。どうやら一人だけ異分子が紛れ込んでいることに気付いたらしい。

そんな内容を通知欄で見た僕は、「このまま退出させてくれたら楽だなあ」と思っていた。が、どうやら話はそう簡単には進まなそうだった。

通知欄で確認しているだけなので詳細までは分からないけど、どうやら僕の話題を中心に回りだしているっぽい。「何者だ」「話そう」「飲もう」みたいなワードの断片が目に入ってきた。勘弁してくれ。

ただでさえ初対面の人と会話するのが嫌いな上に、初対面の相手にダル絡みする人種なんて最も苦手なんだ。関わり合いたくないんだ。さっさと追い出してくれ。

こうなってしまうと、おちおち自分から退出もできない。多分あからさまに空気が悪くなる。自分が出ていったあとの空気なんて知ったこっちゃないといえばその通りなんだけど、自分のいないところで悪口言われるんだろうなと想像するのもそれはそれで気分が悪い。

あーあ、先延ばしにするんじゃなかった。最初に招待された時点で、関係ないじゃんと思ってさっさと退出するべきだった。

 

恐らく金曜夜に飲みまくったかなんかで盛り上がってしまったがための悪ノリだとは思うので、明日の朝の誰も見てなさそうなタイミングでこっそり退出を試みます。もしその時間まで盛り上がってたら、詰みです。

 

洗濯の選択

最近家を空ける機会が多い。昨日まで旅行に行っていたし、明日からは帰省する。

家を空けるときは、なんというか部屋をなるべくゼロの状態にしたい。綺麗にしておきたい+何かしらの事故が起こらないようにしたい、みたいな感じ。

帰ってきたときに汚いとゲンナリするし、いない間に不測の事態が起こったら大事になる。それを防ぎたい。

だから、ある程度の掃除をするし、机の上をキレイにするし、ゴミも出す。冷蔵庫とか録画予約のあるレコーダーとかを除いてコンセントを抜くし、ガスの元栓も閉める。やっとかないとなんとなく不安になる。

 

こんなときに困るのが洗濯だ。上に挙げた理由から、出かける前は洗濯物を全部洗ってからにしたい。ただ、それは無理なことなのだ。

どう頑張ったって出かける当日にも洗濯物は出る。着ていたパジャマとかタオルとか。それらがある以上、どうやったってすべてを洗い尽くすことはできない。

もし洗えたとしても、今度は乾かすという行程が発生する。数日空けるとして、外に干しておくのは論外だし、部屋に干しておくのもなんか抵抗がある。

つまり、洗わないままで数日放置するか、干しっぱで数日放置するかの選択を迫られることになる。

これまでの僕は干しっぱはやっぱり良くないような気がするので、洗わないままにしておくことが多かった。

ただ、数日間家を空けるということは、数日分の洗濯物も溜まっていくということだ。帰ってきたときは洗濯物がドサっと増えるのだ。このことを考えると、やっぱりできるだけ洗っておいた方がいい気もしてきた。

そう思ったので、明日は朝に洗濯しようと思ってたんですけど、こんな時間まで起きていてしまったので多分無理です。

 

エアコン剥き出し

昨日部屋にクモが出たという日記を書いた。

その際、最初に発見したポイントがエアコンの近くだった。断言はできないけど、エアコンのドレンホースから来た可能性がある。

そう考えると、エアコンが急に汚いものに思えてきた。すごく不潔なもののように感じた。

そうなると、エアコンを掃除するしかない。そういえばしばらくキレイにしていなかったし、いい機会だなと思って掃除することにした。

まず、周りを雑巾で拭いた。普段は見えていなかったけど、エアコンの上の方に大量にホコリが溜まっていた。そして、前面のパネルを取り、フィルターを取り外して風呂場に直行。水洗いをした。

パネルとフィルターは拭いたとはいえ、まだ湿ってはいる。これをエアコンに取り付けるわけにはいかないので、しばらく乾かしてある。多分明日の夜まで放っておくことになるだろう。

こうして、パネルとフィルターのない剥き出しのエアコンが完成した。当然動かすことはできない。

今の感想としては、暑い。朝晩が涼しくなってきたとはいえ、まだ日中は30℃を超える。そして、ただでさえ虫が嫌いな上に網戸に何度も裏切られてきた経験があるので窓を開けられない。暑い。別に今日じゃなくても良かった。来月とかにすればよかった。

たまにこういうことがある。とりあえず考えずに行動してみて、後から振り返ったらタイミング違ったなと思うこと。

でもまあほら、やらないよりはやった方がいいしさ。とりあえずやることに意味があるんじゃないかな。鉄は熱いうちに打てって言うし。そうやって正当化するのが大事なんじゃないかな。

二年ぶりの決戦

部屋に蜘蛛がいた。

わずか8文字でここまで絶望感のある言葉はなかなかない。

お風呂に入ろうと思って、なんの気なしに部屋の上の方を見たらなんかいた。最初はエアコンの配管かな?と思ったし、エアコンの配管であってくれと思ったけど、目を凝らしたら蜘蛛だった。蜘蛛って漢字でもう怖いのでこの先はクモって書きます。

僕は何度か書いた気がするけど虫が大の苦手である。蝶ですら怖い。そんな僕の家にクモが出てきてしまった。こんなもん恐怖以外の何物でもない。

クモは厳密には虫じゃないとかどうでもいい。大まかに分ければ一緒だ。益虫かどうかなんて関係ない。俺の目に入ってしまった以上、それは害虫なんだ。

そんなクモだけど、この家で出会うのは初めてではない。およそ2年前、今と同じく夏の終わり頃くらいに出会っていた。あの夜のことは今でも鮮明に覚えている。逃げ惑い、叫び、傘を手に持ってクモに立ち向かっていった。

結局最後は風呂場に閉じ込め、近くのドラッグストアでクモ用スプレーを買ってきて撃退した。およそ90分に渡る死闘だった。

 

そして今日、再びクモが出た。勘弁してくれと思ったけど、僕だって2年前から成長している。あの頃の自分とは違うというところを見せつけてやると、勇気を奮い立たせた。

まず、この2年で新しく買った獲物(クイックルワイパー)を用意し、先端のシートをつけるところを外して代わりにガムテープを巻きつけた。今となってはなんでガムテープをつけたのか分からないけど、多分逃走防止用だと思う。

そして、そのままクモを突く。イメージは牙突だ(るろうに剣心ちゃんと読んだことないけど)。こうして見事にクモを葬っ……てはいなかった。

僕の剣さばきに恐れをなしたのかクモは逃亡。その様子を見た僕は阿鼻叫喚。冷蔵庫の裏に隠れたり、カーテンの裏に隠れたりし、そのたびに近くの壁を叩いて追い出す。出てくるたびに悲鳴を上げる。この世の地獄のような光景が繰り広げられた。

そして最後は部屋の隅に追いやり、一閃。ひゃああと言いながら何度もクイックルワイパーで潰した。こうして、60分に渡る死闘を制した。

クイックルワイパーを強く握りすぎたので、手のひらの皮がベロベロに剥けて血まみれになったけど、名誉の負傷だ。

これで今夜は安心して眠れる。ただ、クモが出たということは、その餌であるヤツがいるという可能性があるし、ヤツがいるということはまたクモが現れるかもしれない。どうしよう。引っ越したい。

アラームやりくり

スマホのアラームを同じ時刻に、ほぼ毎朝繰り返すように設定してある。ほぼと書いたのは、厳密には毎日ではないからだ。

お察しの通り平日毎日鳴るような設定にしてある。別にもったいぶって3行もかけることじゃないな。

基本的にセットしてあるアラームは、この平日毎朝鳴るやつだけなんだけど、アラームを使うのはこのタイミングだけではない。不定期でセットしなければいけないときもある。

休みの日に早めに起きなきゃいけないときとか、軽く昼寝したいときとか、あと何かしらの予定が入っているときとか。そういうときにもアラームをセットする。

しかし、それらはセットするかどうかも日によってまちまちだし、何時に鳴るかもバラバラだ。当然、繰り返しの設定なんてできない。

かといって毎回新しくセットしていったら、過去のアラームが大量に積み重なっていって、なんかゴチャゴチャっとしてしまう。

なので、7個位の履歴だけ残しておいて、それらをやりくりしている。

それだけ。それだけの話。今日出勤しなきゃいけなかったので、昨日の晩に5:40になっていたアラームを7:00に変えていたときにふと思った。

それではこれから17:30のアラームを19:00に変更して昼寝をしようと思います。

タコワサの食べどき

タコワサという食べ物がある。タコとワサビと調味料を混ぜた酒のつまみとして有名なやつ。

僕はこれが割と好きだ。プリッとしていて瑞々しいタコと、ピリッと刺激的なワサビ。あの相性がいい。あと、あの入っている謎の緑色の物体も好き。シャキッとしていて小さいけど抜群の存在感を発揮している。調べたら茎わさびらしい。へぇ〜。

 

割と好きなので、メニューにあったらついつい頼んでしまう。が、滅多に食べることはない。二行で矛盾しているように思えるが、これには深いわけがある。

タコワサが置いてある店というのはどんなところか。答えは簡単だ。居酒屋である。タコワサは日本酒の隣にいるのが一番似合う。そして、僕はお酒が飲めないし人付き合いもできないので、居酒屋に行くことがまずない。

 

これにより、タコワサとの邂逅が皆無になっている。

 

いや、まあ別に居酒屋にこだわることはないかもしれない。スーパーとかにも普通に売ってるし、それを買えばいいだけの話だ。

ただ、そうは簡単に行かない。そんな簡単な話だったらわざわざ書くまでもない。

スーパーで買うのはなんか違うじゃん。あくまでも偶然メニューで見つけて頼みたいんだ。タコワサを買って帰ったり、ましてやタコワサ目当てにスーパーに行ったりするほどじゃないんだ。あのアレみたいなもんよ、今ちょっといい例えが思いつかないけど。

それに、食卓にタコワサがいるとどうしても浮いてしまう。ご飯のお供でなければ、副菜という感じでもない。ましてや汁物なわけがない。どうしたって居心地が悪くなってしまう。「どういう役割でいてはりますの?」と京都人に問われてしまう。

 

そんなわけで、僕はなかなかタコワサと巡り会えない。そろそろ食べたくなってきた。酒も飲めないのに居酒屋に行くか、タコワサ目的でスーパーに行く大罪を犯すか、そのどちらかしかない。

もしくは自分で作るかだ。茎わさびが手に入るかが微妙だけど、ちょっと楽しそうではある。ただ、酒も飲めないのにタコワサ自作する人がいたら、僕ならなんで?と思うな。