桃の狂騒曲 第二楽章

職場で桃をもらった。この一文だけだと説明が足りない気がする。あまりにも情報不足だとは思うけどまあそれは置いといて、桃をもらった。今年は5個もらった。ちなみに去年も一昨年ももらった。

土地柄なのかなんなのか、桃がお中元とかで会社に届いている。そのおこぼれに預かっているわけなんだけど、それにしても1人で桃5個は多い。余ってるから持ってってよと言われてまんまともらってきたが、ちょっと後悔していた。

とりあえず2個はそのまま食べた。相変わらず桃は美味しい。瑞々しい。でも、丸々2個は流石に飽きた。なにかいい調理法はないかなと思って調べてみたら、桃のタルトのレシピが出てきた。

ただ、僕には作るのが苦手な料理が2つあって、1つが卵料理でもう1つがスイーツだ。卵料理はどうしてもキレイな形にできないから苦手で、スイーツは繊細な分量調整が必要だから苦手。要は割と大雑把に料理をしがちなので、繊細なコントロールが苦手なのだ。

しかし、タルト生地はもう完成しているやつを使って、その上に好きなものを乗せていくという形。これなら僕でもできそう。

そんなわけで、スーパーに行ってタルト生地を買った。カスタードクリームも買った。桃はなんか砂糖水みたいなので煮込んだ。その桃とクリームをタルトの上に載せた。食べた。美味しかった。

桃を3個分も使ったのでタルト生地が足りなくなり、慌てて買い足したので、大量の桃タルトが出来上がってしまったけど、美味しかったので問題ない。