髭剃りという文化保護活動

外出するときは常にマスクをする生活になって髭を剃る回数は減ったが、それでも週に何回かは剃らないといかない。なんか邪魔だしチクチクするし。でもめんどくさい。できればこんなことしたくない。それなりに時間はかかるし血は出てくるし。

あ〜だるいな〜こんなことやらなくてもいい体になればいいのにな〜と思いながら今日も髭を剃っていたんだけど、そんなときにふと思った。いずれ人類は髭なんて生えるこなくなるのではなかろうかと。

人間は昔猿だったし、その頃はもう体中に毛が生えていた。毛が生えていたのは体温の保持だったり外敵から身を守るためだったりしたのだが、進化していくうちに段々とその必要がなくなっていった。服を着れば体の毛は不要だよね、みたいな。もちろん今だって胸や腹、背中に毛が生える人もいるけど猿くらい毛むくじゃらではない。そのうち、本当に大事なところにだけ毛が残った。頭とか性器とか鼻の穴とか。

あ、ここまでの話は僕のおぼろげな記憶と想像なので正しい知識はどっかで調べてください。

つまり、人間は進化とともに毛がどんどん減っていっているのだ。そして、遠い未来ではきっと髭なんて生えなくなっているのかもしれないのだ。そうなると、髭剃りというのはいずれ消えゆく文化なのかもしれない。

そう考えるならば、今僕が行っている髭剃りは文化保護活動と言っても差し支えないだろう。髭剃りという文化の灯を絶やさないために、日夜行っているのだ。なんて立派なんだ。