突沸を防ぐため。

そろそろ鍋を作っても許される気温になってきたなと思って、鍋を作った。火にかけている間に洗い物をしていたら、少し吹きこぼれてしまった。

その吹きこぼれを見て、慌てて火を止めながらふとこんなワードを思い出した。

 

「突沸」

 

なんだか懐かしい気持ちになった。

理科の授業で出てくるこのワード、なぜだかはっきり覚えている。

 

Q.沸騰石を入れるのはなぜか?

A.突沸を防ぐため。

というQAは全授業の中で最も有名なものなんじゃないか。多分Aが隠されていても、Qが隠されていても、一言一句間違えずに解答できる。 沸騰石も突沸も日常生活ではまず目にすることはないのに、このQAだけは忘れることがない。なにがそんなに鮮烈な印象を与えるのか。謎だ。理科の実験でだけスポットライト浴びている。

そして、沸騰石って結局何なんだ。そんな石があるのか。