ノルタルジーに浸る街

出張3日目に突入した。いよいよ明日が最終日だ。まあ本当は普通に今日帰れたので今は自腹で泊まっている。

実は今回の出張先は大学時代住んでいたところだ。粋な計らいなのか偶然なのかは分からないけど、普通に嬉しい。僕は今年の3月まで大学生だったので、ほぼ1年半ぶりに戻ってきたことになる。

何もかもが懐かしいですね。そこそこ観光スポットがある町なので巡ろうかと一瞬思ったけどなんかそういう気分にならなかった。(このご時世なのでそもそもできなかったということもある。)自分が住んでいたアパートとか近くのコンビニとかよく通ったラーメン屋とかウロウロするだけで学生時代が昨日のことのように蘇る。楽しかったあの頃がそのまま残っていて嬉しくもあり、もうあの頃には戻れないと寂しくもある。

そんなことを考えながら家(学生時代の)から大学までをぷらぷら歩いていたら、変わってないな〜と思っていた町もよく見ると結構変わっていた。こんなところにこんな店あったっけとなったり、逆に昔何回か行った居酒屋が潰れていたり。僕は閉店した店を見ると店員のその後を想像しちゃうタイプなのでいたたまれなくなった。なにより、この時期はサークルが活動しているはずの大学もすごい静かだった。なんというか、僕が当たり前に過ごしていた生活は当たり前じゃなくなっていたということは知ってはいたけど目の当たりにするのは初めてだったので、なんか純粋にショックでしたね。いつかまた活動再開できる日を、とは思うけど現実問題大学のサークルなんて2,3年も活動休止したら存続不可能な気もするし、もうすでに手のつけようがないことになっているかもしれない。もしかすると現役世代はなにか手を打っているのかもしれない。結局の所僕は部外者なのでただ傍観するしかないんだなと思った。

 

たった4年しか住んでいなかったけど、人生で一番楽しかった時期を過ごしたこの町は第二の故郷みたいなものだ。次いつ来れるか分からないけど、目一杯楽しめる時が来たら絶対にまた来たい。