うどん札の敗者復活戦

丸亀製麺といううどんのチェーン店がある。うどんを注文したら目の前で作ってくれるし、並べられた天ぷらから好きなものを選ぶことができる。ネギと天かすと生姜は盛り放題だ。楽しい。

そんな丸亀製麺でうどんを注文すると、会計のときにうどん札がもらえる。

3枚集めるとトッピングが1つ無料、5枚集めると天ぷらが100円引き、10枚集めるとうどんが1杯無料になるというお得な券だ。

しかし、このうどん札には有効期限がある。毎月の最終日までしか使えない。月の下旬に行けば翌月のうどん札を貰うことができるけど、それでも40日くらいしか期限がない。

僕は、丸亀製麺に滅多に行かないというわけではないけれど、決してヘビーユーザーという程ではない。平均したら月に1回行くか行かないかくらいだ。

そうなるとどうなるか。当然うどん札が余る。

うどん札を利用するには、最低月に4回丸亀製麺に行かないといけない。月に4回ということは、ほぼ毎週通わないといけない。そんなには行ってないので、期限の切れたうどん札が溜まってくる。財布の中からもう使えないうどん札を発掘しては、ちょっとガッカリして捨てる。

学生時代はバイト先と同じ建物に丸亀製麺が入っていたので、狂ったように通っていた。ぶっかけうどん(冷)とかしわ天とちくわ天、うどん札が溜まったときにはそれに大根おろしをトッピングというメニューをひたすらに繰り返していた。

あれくらい通い詰めないとうどん札を有効活用できない。すごく簡単に渡しているように見えるあの札は、実はかなりのヘビーユーザー向けのやりこみ要素だったのかもしれない。

でもやっぱり、使わずに捨てられるうどん札を見ると心が痛む。どうにかして使ってあげたくなる。

年に一度、12月とかに「敗者復活うどん札ファイナル総決算セール」とかやってくれないだろうか。期限が切れたうどん札でも、その期間内なら使える。ただしレートは5倍、トッピングには15枚、天ぷらには25枚、うどんには50枚必要になる、みたいな感じで。どうですか、丸亀製麺さん。